40代

肩こりから頭が痛い時の原因と根本的な改善方法

2025.10.16

はじめに:肩こりと頭痛の関係に悩んでいませんか?

「肩がこって、頭まで痛くなってきた…」 「パソコン作業が続くと、肩こりと頭痛がセットで襲ってくる…」 「薬を飲んでも、また繰り返してしまう…」

このような症状に悩まされている方は、実はとても多いのです。肩こりと頭痛は密接に関係しており、単に肩をもむだけ、痛み止めを飲むだけでは根本的な解決にはなりません。

**肩こりから来る頭痛には、明確な原因とメカニズムがあります。**そして、その原因を正しく理解し、適切にアプローチすることで、繰り返す症状から解放されることができるのです。

この記事では、甲子園整体院てるスタジオ(通称:てるスタ)で多くの肩こり・頭痛を改善してきた専門家の視点から、肩こりと頭痛の関係性と、効果的な改善方法をお伝えします。


肩こりで頭が痛くなる3つのメカニズム

メカニズム1:筋肉の緊張が頭部へ伝わる「緊張型頭痛」

肩こりから来る頭痛の大部分は、緊張型頭痛と呼ばれるタイプです。

どうして起こるのか:

  • 肩や首の筋肉が長時間緊張する
  • その緊張が後頭部から頭頂部の筋肉へ伝わる
  • 筋肉の緊張により血流が悪化
  • 老廃物が蓄積し、痛み物質が発生

こんな症状が特徴:

  • 頭全体が締め付けられるような痛み
  • 後頭部から首にかけての重だるさ
  • 夕方になるほど症状が強くなる
  • 肩や首を動かすと少し楽になることがある

緊張型頭痛は、頭痛全体の約70%を占めると言われており、最も一般的なタイプです。

メカニズム2:血流障害による酸素不足

肩こりが慢性化すると、血流障害が頭痛を引き起こします。

血流障害のメカニズム:

  1. 僧帽筋上部や後頭下筋群が硬くなる
  2. 首から頭への血管が圧迫される
  3. 脳への酸素供給が低下
  4. 頭痛や集中力低下が発生

主な症状:

  • 頭がぼーっとする
  • 集中力が続かない
  • めまいやふらつきを伴うことも
  • 目の奥が重い、痛い

特に、長時間同じ姿勢でいることが多い方は、この血流障害による頭痛を引き起こしやすい傾向にあります。

メカニズム3:神経の圧迫による「後頭神経痛」

肩こりが悪化すると、神経を圧迫して鋭い頭痛を引き起こすことがあります。

後頭神経痛の特徴:

  • 後頭部から頭頂部にかけて、電気が走るような痛み
  • 片側だけに痛みが出ることが多い
  • 髪を触ったり、首を動かすと痛みが走る
  • ズキンズキンと脈打つような痛み

後頭神経痛は、緊張型頭痛よりも鋭く強い痛みが特徴で、QOL(生活の質)を大きく低下させます。


肩こりと頭痛を引き起こす原因部位

多くの方が「肩がこるから肩を揉めばいい」「頭が痛いから頭痛薬を飲めばいい」と考えがちですが、実は痛みの原因は離れた部位にあることが非常に多いのです。

原因1:後頭下筋群の過緊張

後頭下筋群は、頭蓋骨と首の骨(頸椎)をつなぐ小さな筋肉の集まりです。

後頭下筋群が原因の場合:

  • パソコンやスマホを長時間使用している
  • 首を前に突き出すような姿勢が多い
  • 枕が合っていない
  • ストレートネックと言われたことがある

この筋肉が硬くなると、後頭部の神経を圧迫し、頭痛を引き起こします。

原因2:僧帽筋上部の硬さ

僧帽筋上部は、首の付け根から肩にかけて広がる大きな筋肉です。

僧帽筋上部が原因の場合:

  • 肩をすくめるような姿勢が多い
  • ストレスを感じると肩に力が入る
  • 重い荷物を片側で持つことが多い
  • 猫背と言われることがある

僧帽筋上部の緊張は、肩こりと頭痛の最も一般的な原因の一つです。

原因3:斜角筋の硬さ

首の横にある斜角筋は、呼吸にも関わる重要な筋肉です。

斜角筋が原因の場合:

  • 首を横に倒すと痛みが出る
  • 深呼吸がしづらい
  • 腕にしびれや重だるさがある
  • 鎖骨周辺に違和感がある

斜角筋が硬くなると、首から腕へ向かう神経や血管を圧迫し、頭痛だけでなく腕の症状も引き起こします。

原因4:胸椎の可動性低下

意外に思われるかもしれませんが、背中の骨(胸椎)の動きが悪いことも、肩こり・頭痛の大きな原因です。

胸椎が原因の場合:

  • 猫背や巻き肩がある
  • 深呼吸がしづらい
  • 肩甲骨が動かしにくい
  • デスクワークが長時間続く

胸椎の動きが制限されると、その代償として首や肩に過剰な負担がかかり、結果として頭痛につながります。


てるスタの統合的アプローチによる改善方法

甲子園整体院てるスタジオでは、肩こりと頭痛を根本から改善するために、以下の3ステップでアプローチします。

ステップ1:詳細な検査で真の原因を特定

まずは、あなたの肩こりと頭痛がどこから来ているのかを正確に把握します。

検査内容:

  • 姿勢分析(頭部前方位、肩の高さの左右差など)
  • 首・肩・背中の可動域チェック
  • 筋肉の硬さと圧痛点の確認
  • 神経症状の有無確認
  • 日常生活での負担パターンのヒアリング

同じ「肩こりと頭痛」でも、原因は人それぞれ異なります。この検査により、あなた専用の施術プランが明確になります。

ステップ2:深層筋へのアプローチと骨格調整

原因が特定できたら、当院独自の統合的アプローチで施術を行います。

具体的な施術内容:

深層筋へのアプローチ:

  • 後頭下筋群の緊張緩和
  • 僧帽筋上部・肩甲挙筋の調整
  • 斜角筋・前鋸筋のリリース
  • 小胸筋・鎖骨下筋の緩和

骨格調整:

  • 頸椎のアライメント調整
  • 胸椎の可動性回復
  • 肩甲骨の位置調整
  • C1(第1頸椎)横突起の調整

内臓アプローチ:

  • 胃の位置調整(頭痛との関連性)
  • 横隔膜の緊張緩和

表面的な筋肉だけでなく、深層部の筋肉や骨格、さらには内臓の位置まで総合的にアプローチすることで、1回の施術でも変化を実感していただけます。

ステップ3:再発防止のためのセルフケア指導

施術効果を持続させ、再発を防ぐためのセルフケアをお伝えします。

セルフケアの内容:

  • 後頭下筋群のセルフリリース
  • 肩甲骨はがし
  • 胸椎ストレッチ
  • 正しい姿勢の維持方法
  • デスクワーク時の工夫

これらを日常生活に取り入れることで、肩こりと頭痛に悩まされない体づくりが可能になります。


肩こりと頭痛を放置する3つのリスク

「いつものことだから…」と肩こりと頭痛を放置することには、大きなリスクがあります。

リスク1:慢性化して治りにくくなる

痛みが長期間続くと、脳が痛みを記憶してしまい、実際の組織損傷が治っても痛みが残る「慢性疼痛」に移行するリスクが高まります。

慢性化すると:

  • 薬が効きにくくなる
  • 痛みの閾値が下がり、少しの刺激でも痛みを感じる
  • 改善に時間がかかる

リスク2:めまいや吐き気などの症状が出る

肩こりと頭痛が悪化すると、以下のような症状が現れることがあります:

  • めまい・ふらつき
  • 吐き気・嘔吐
  • 目のかすみ・眼精疲労
  • 耳鳴り
  • 集中力の著しい低下

これらは日常生活や仕事に大きな支障をきたします。

リスク3:精神的な不調につながる

慢性的な痛みは、精神面にも大きな影響を与えます。

精神的な影響:

  • イライラしやすくなる
  • 不安感が増す
  • 睡眠の質が低下
  • うつ症状が現れる
  • 人間関係にも悪影響

肩こりと頭痛は、単なる体の問題ではなく、生活全体の質を低下させる深刻な問題なのです。


今すぐできる肩こり・頭痛改善セルフケア3選

整体院に来られるまでの間に、ご自宅でできる簡単なセルフケアをご紹介します。

セルフケア1:後頭下筋群のセルフリリース

  1. 仰向けに寝て、テニスボールを後頭部の髪の生え際に当てる
  2. 痛気持ちいい場所を見つけたら、そこで頭の重さをかける
  3. ゆっくり首を左右に動かす(30秒)
  4. 場所を少しずらして繰り返す

ポイント:強く押しすぎないこと。痛みが増す場合は中止してください。

セルフケア2:肩甲骨はがしストレッチ

  1. 両手を肩に置く(右手を右肩、左手を左肩)
  2. その状態で肘で大きな円を描くように回す
  3. 前回し10回、後ろ回し10回
  4. 肩甲骨が動いているのを意識しながら行う

ポイント:僧帽筋上部に力を入れないよう注意。肩がすくまないように。

セルフケア3:胸椎伸展ストレッチ

  1. 椅子に座り、両手を頭の後ろで組む
  2. 天井を見上げるように上体を後ろに反らせる
  3. この状態で深呼吸を3回
  4. ゆっくり元の姿勢に戻る
  5. 3セット繰り返す

ポイント:腰ではなく、背中の真ん中あたりが動くイメージで。


こんな症状がある時は早めに専門家へ

以下のような症状がある場合は、セルフケアだけでなく、早めに専門家に相談することをおすすめします。

すぐに相談すべき症状:

  • 突然の激しい頭痛(今まで経験したことがないような痛み)
  • 頭痛とともに手足のしびれや麻痺がある
  • 頭痛とともに発熱や嘔吐が続く
  • 頭痛の頻度が増えている
  • 痛み止めの使用量が増えている
  • 日常生活に支障が出ている

これらの症状は、単なる肩こりからの頭痛ではなく、別の疾患の可能性もあります。


まとめ:肩こりと頭痛は根本から改善できる

肩こりから来る頭痛は、決して「仕方ないもの」ではありません。

この記事のポイント:

  • 肩こりと頭痛には明確なメカニズムがある
  • 原因は肩だけでなく、首・背中・姿勢など多岐にわたる
  • 表面的な対処だけでは根本改善にならない
  • 筋肉と骨格の両面からのアプローチが重要
  • 放置すると慢性化し、生活の質が大きく低下する

甲子園整体院てるスタジオ(てるスタ)では、独自の統合的アプローチにより、多くの方の肩こり・頭痛を根本から改善してきました。

「肩こりから頭が痛い日々をどうにかしたい…」

そんな方は、一人で悩まず、ぜひ一度ご相談ください。あなたの症状の本当の原因を見つけ、根本から改善するお手伝いをいたします。

痛みのない、快適な毎日を取り戻しましょう。


ご予約・お問い合わせ 肩こりと頭痛でお悩みの方は、お気軽にご連絡ください。初回カウンセリングで、あなたの症状の原因を詳しくご説明いたします。

甲子園整体院てるスタジオ(てるスタ)

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